ビル・ゲイツはん、30兆円も寄付するらしいで!せやけどなぁ
まいど、サニー爺やで。
ちょっと聞いてくれはりますか?
びっくりするようなニュースが飛び込んできたんや。
あのビル・ゲイツはんがやな、
これからの20年で2000億ドル、
つまり日本円にしたら約30兆円も寄付するっちゅう話や。
もぉ、口ポカーンやで。
30兆て…庶民の私らには
一生かかっても見られへん金額や。
スーパーヒーローか、
もしくは現代の「寄付の神様」
みたいに言われても不思議やない。
びっくりしたわな、もう
すごいな!すごいな!いいながら
単純な爺はこんなシーンを塑像してもたがな。
超モダンな都会に支援が必要な人たちを支えあう社会。
せやけどな、現状の社会に目むけると、
ちょっと考えてまうんよ。
「ほな、それでほんまに世の中良うなるんかいな?」ってな。
◆金持ちパワー、すごすぎて怖いとこもあるで
ゲイツはんは、パソコンで世界を変えた人や。
マイクロソフトで大成功して、
努力も才能もバリバリすごかったに違いない。
そら尊敬しかないわな。
けどな、それだけの金をひとりで持っとるって、
やっぱ変な感じもするんや。
どれだけ働いてもワシらにはそんなん無理やん?
それに、そないな金を動かせる人が
世界を動かす時代っちゅうのは、なんや怖さも感じるわけや。
◆寄付はありがたい、でもそれでええんか?
もちろん、ゲイツはんの寄付はありがたい話や。
教育、医療、貧困の問題とかにお金が回るんなら、
それだけで救われる人もおるやろしな。
でもやで?そのお金、ほんまに「困ってる人」に届くんか?
なんや、一部のええとこにばっかり行って、
結局は「ええことしてる風」なだけに
なってへんかって心配にもなるんや。
寄付っちゅうのは手当てみたいなもんや。
痛いとこに絆創膏貼るんは大事やけど、
病気そのものを治すには
もっと根本から見直さなアカンのちゃうか?ってな。
◆頼りっきりではあかん、私らもやらなあかんことあるで
なんや、世の中「誰かがなんとかしてくれる」
みたいな空気あるけどな、
それはちょっとちゃうやろって思うねん。
ゲイツはんがすごい寄付してくれても、
それで全部片付くわけやあらへん。
結局、社会を変えていくんは
私らひとりひとりのちっちゃな力やと思うんや。
地域で支え合うこととか、選挙に行くこととか、
ニュースにちゃんと目を通すとか、
そういう「地味〜なこと」が、
ほんまは一番大事なんやないか?
寄付に感謝するのは当然やけど、
そっから先はワシらが動かんとあかん。
ゲイツはんの金に甘えて寝てるだけやったら、
未来は変わらへんでぇ。
◆最後に言わせてや
ほんまな、ビル・ゲイツはん、
すごい人やし、
ようこんだけ寄付しはったもんやと感動もしてる。
でもな、それを生かす社会の土台が
ちゃんとしてへんかったら、
どんだけ金があっても無駄になるかもしれへん。
せやからワシらは、
受け手としての覚悟も持たなアカンと思うんや。
社会の矛盾にも目ぇそらさんと、
地に足つけて考えなあかん。
未来をつくるんは、結局ワシらなんやって、
ようよう思い知らされるわな。
“Knock it off!
SunnyG(サニー爺)
2025年5月11日