電気代はこれからどうなる?再エネと家計のほんまの関係

は じ め に
再生可能エネルギーが増えれば、電気代は安くなる。
そんな話を、どこかで聞いた覚えありませんか。
ところが請求書を見ると、
なんや毎年じわっと上がっとる気がする。
節電もした。
LEDにも替えた。
エアコンも控えめ。
それでも、請求書は正直です。
いったい、何が起きとるんでしょうか。
再エネ賦課金という仕組み
電気料金の明細にある「再エネ発電促進賦課金」。
これが、なかなか曲者です。
これは、再生可能エネルギーを固定価格で買い取るための費用を、電気利用者全体で負担する仕組みです。
言い換えれば、
再エネ普及のコストを、わしらが広く薄く支払っている。
制度としては合理的です。
けど、ここが誤解されやすい。
再エネが増える
↓
買取量が増える
↓
賦課金も増える
つまり、普及期には負担が増える構造になっとる。
理想は未来への投資。
けど支払いは、今月です。
燃料価格と為替の影響
もうひとつ大きいのが、燃料価格と為替。
日本はエネルギー資源の多くを輸入に頼っています。
原油やLNGの価格が上がれば、当然電気料金も上がる。
円安になれば、さらに負担は増える。
つまり――
再エネだけで電気代が決まるわけやない。
世界情勢、資源価格、為替。
ぜんぶ絡んどる。
「再エネが悪い」「原発が悪い」と
単純化したら、本質は見えません。
原発再稼働との関係
原発が止まれば、火力が増える。
火力が増えれば、燃料費がかさむ。
再稼働が進めば、発電コストは抑えられる可能性もある。
けど、安全性や社会的合意という別の問題がある。
結局のところ、
どの電源にも“完璧”はない。
再エネも万能やない。
原発も万能やない。
火力も永遠やない。
だからこそ、設計がいる。
それでも再エネは無駄なのか?
ここで極論に走るのは簡単です。
「ほら見ろ、再エネは高い」
けど、それも違う。
長期的に見れば、技術が進めばコストは下がる可能性がある。
たとえば、軽量で設置場所の自由度が高い次世代太陽電池。
山を削らず、既存建物を活用できる技術が広がれば、コスト構造も変わるかもしれません。
問題は、今どう設計するかです。
理想と請求書のあいだで
再エネは未来への投資やと言われます。
それは、たしかに一理ある。
けど、家計も未来永劫耐えられるわけやない。
理想は掲げてええ。
せやけど、負担の説明は正直であってほしい。
「必要だから我慢して」
それだけでは、続きません。
エネルギー政策は、遠い話やありません。
毎月ポストに入ってくる封筒の中に、ちゃんと書いてある。
再エネか原発か。
賛成か反対か。
その前に――
わしらの暮らしをどう守るか。
そこから議論を始めても、ええんと違いますか。

2026/02/14
