「ITER]って何者や?地上に太陽を作るやて!?

地上に太陽作るって、ほんまかいな?超巨大プロジェクト
「ITER(イーター)」への道
みなさん、「地上に太陽つくります」言われたら、どない思いまっか?
ワタシやったらまず言いますわ。
「暑うてかなわんがな。」
せやけどこれ、冗談やのうて本気の話なんです。

その名もITER(イーター)。人類がほんまに“人工太陽”を作ろうとしてる、超ド級プロジェクトでおます。
アニメや特撮の話ちゃいます。
ちゃんと現実。しかも国際共同事業。
夢はでかいが、予算もでかい。桁がちゃいまっせ。
■「地上の太陽」て、なにを作るんや?
「太陽を作る」言うても、空に二つ目を浮かべるわけやおまへん。
やろうとしてるのは「核融合」。
太陽の中で起きてる現象を、地上で再現しよ思うとるんです。
軽い原子核どうしをくっつけて、エネルギーをドカンと出す。
それが核融合。
いま原発でやってる「核分裂」とは逆でっせ。
分けるん(分裂)やのうて、くっつけるん(融合)や。
理屈だけ聞いたら簡単そうやけど、問題は温度。
なんと1億度以上。
1億度て。
うちのおでん、煮えすぎても90度くらいでっしゃろ。
それを磁石で閉じ込めて制御する言うんやから、
もう理科室レベルやのうて、宇宙レベルでおます。
■ITERって何者やねん
ITERいう名前はラテン語で「道」。
未来への道。
ええ名前つけよるわ。
場所は南フランス。
世界中の国が金と技術を持ち寄って、巨大な実験炉を建設中でおます。
形はドーナツ型。
トカマク型装置いうやつで、プラズマを磁場でぐるぐる回して閉じ込める。
言うたら、「暴れ太陽を磁石で押さえつける装置」。
発想がもう厨二病やろ?
でもそれを本気でやってるのが人類なんですわ。
目標は「入れたエネルギーより多いエネルギーを取り出す」こと。
これができたら、商業炉への道が開ける。
できたら、の話やけどな。
■夢はでかい。でも現実は?
もし核融合が実用化できたらどうなるか。
燃料は海水から取れる重水素。
ほぼ無尽蔵。
CO₂もほとんど出えへん。
暴走しにくい構造。
まさに理想のエネルギー。
せやけどな。
「いつできるん?」
これが一番むずかしい。
核融合は、
「あと30年」言われ続けて、もう何十年や。
夢は前へ進んでる。
でも完成はまだ見えへん。
ほなこれ、壮大なロマンか。
それとも壮大な研究費のマラソンか。
そこがオモロいとこですわ。
■日本は何してるんや?
ほな、日本は指くわえて見とるだけか。
ちゃいまっせ。
日本はITERの主要メンバー。
超伝導コイルや精密部品で重要な役割を担うてます。
青森の六ヶ所村では関連研究も進んどるし、
大学や企業もがっつり関わっとる。
「縁の下の力持ち」的ポジションやけど、
ここ失敗したら回らん、いう部品を作っとる。
こういうの、日本は強い。
派手な主役より、
「絶対ミスできへん裏方」。
なんや落語の太鼓持ちみたいで、味ありますな。
■で、太陽はほんまにできるんか?
結論。
わかりまへん。
せやけどな、
人類は何べん無茶してきました?
空飛びたい言うて飛行機つくり、
月行きたい言うてロケット飛ばし、
インターネットで世界つないだ。
ほな次は「太陽」や、と。
よう考えたら、
ようやるわ。
せやけど、
この「アホみたいな夢」に本気で挑む姿勢こそ、
人間の底力かもしれまへん。
できるかどうかより、
やろうとしてること自体がもうドラマ。
完成する頃、
わては地上の太陽より先にあの世の光を見とるかもしれまへんが、
それでも言いたい。
「ほな、やってみなはれ。」
人類のロマンに、
ちょっとだけ拍手しときまひょか。

