再生可能エネルギーの本当の課題とは?理想と現実を冷静に考える

再生可能エネルギー
再生可能エネルギー、と聞くだけで、なんや正義の味がしますな。
地球温暖化を止める。
CO₂を減らす。
子や孫の世代にきれいな地球を残す。
どれも異論はおまへん。
むしろ、誰もが願うことです。
せやけど――
「再エネやから安心」
「再エネやから正しい」
そう言い切ってしもて、ほんまにええんやろか。
理想は美しい。
けど、現実は電気代の請求書に書いてある。
ここを一度、落ち着いて見てみたいんです。
再生可能エネルギーは本当に“クリーン”なのか?
太陽光や風力は、発電時にCO₂をほとんど出しません。
これは事実です。
けどな、発電は“点”であって、仕組みは“面”です。
設備を作るときの資源。
送電網の整備。
バックアップ電源。
発電所だけ見て「クリーン」と言うのは、ちょっと話が早い。
再エネが増えるほど、電力の調整は難しくなる。
太陽は夜に照らへんし、風は気まぐれです。
そこで必要になるのが、火力や蓄電池。
つまり、完全な“単独主役”にはまだなれてへん。
理想はある。
せやけど、設計はまだ途上です。
メガソーラーが示す“ひずみ”
その象徴が、各地で広がったメガソーラーです。
固定価格買取制度(FIT)という仕組みのもと、一気に増えました。
制度が悪いと言うてるんやありません。
ただ、制度は人間が使うもんです。
山を削り、斜面を造成し、大規模にパネルを敷き詰める。
CO₂は減るかもしれん。
せやけど、自然は減ってへんか。
このあたりの現実は、
別記事でじっくり掘り下げます。
電気代はなぜ下がらないのか?
再エネが増えれば、電気代は安くなる――
そんな期待もありました。
ところが、請求書を見ると首をかしげる。
再エネ賦課金。
燃料価格。
為替。
仕組みは複雑です。
「再エネ=安い」という単純な話やない。
ここも生活に直結する話ですから、
改めて別記事で整理します。
👉(ここに「電気代はこれからどうなる?」内部リンク予定)
それでも、未来技術は必要や
とはいえ、批判だけでは前に進みません。
次世代型の太陽電池。
軽量で、設置場所の自由度が高い技術。
たとえば、ペロブスカイト太陽電池。
屋根だけやなく、壁や窓にも使える可能性がある。
これが実用化すれば、「山を削らん再エネ」という選択肢も見えてきます。
👉(ここに既存のペロブスカイト記事リンク)
理想を捨てる必要はない。
けど、理想に酔うのも違う。
理想と現実のあいだで
再生可能エネルギーは“夢”です。
せやけど、電気代は“現実”です。
山の風景も現実やし、
CO₂削減も現実です。
ここで一番こわいのは、
「再エネやから善、疑うほうが悪」
という空気が出来てしまうことやと思うんです。
エネルギー政策は宗教やない。
賛否で分断する話やない。
数字で考え、設計で考え、
失敗があれば修正する。
それをせんと、「ええことしてる感」だけが先に走る。
環境を守るはずの政策が、
別の環境問題を生む。
それでも誰も声を上げにくい――
それがいちばん危ない。
再エネを疑うのは、未来を否定することやありません。
むしろ、未来を本気で守るための作業です。
夢を語るのは簡単や。
補助金も、スローガンも、拍手もある。
けど請求書は、毎月ちゃんと届く。
山も、削られたら元には戻らん。
理想は掲げてええ。
せやけど、目を細めすぎたらあきません。
ここからが、ほんまの議論の始まりです。

