もし昭和の町内会の回覧板にAIがあったら

もし昭和の時代にAIがあったら

もし、昭和の時代、木造の長屋が立ち並ぶあの町内会の回覧板に、最新のAIが搭載されていたら――想像してみてください。

「エーアイたらちゅうて、なんかめちゃ便利になるんやて」「便利になるんやったらエーヤんか」。この、ちょっとした驚きと期待が入り混じったざわめきこそ、この企画の出発点です。

AIは、盆踊りの企画から町内掃除の当番管理まで、下町の日常をどう変えるのでしょうか？

昭和の町内会、そこにAIがやってきたら

うちの町内会にも、ついに時代の波が来たんや。昔は回覧板がみんなの**「おしゃべり掲示板」**みたいなもんで、アレが来んと一日が始まらんかった。

玄関先に置いてある木箱（郵便受）に手ぇ伸ばして、「次はワイの番や！」って、気分はさながら聖剣エクスカリバーでも抜く騎士やったんやで。

ところが、未来の令和の時代に流行りだした、なんか知らんけど**「AI」**っちゅう、ワケわからんもんがこの昭和に舞い降りてきたんや。

スマホちゅうう超便利な電話も舞い降りよって、通知ピコン！で済まされる時代になってしもて、なんか人のぬくもりが薄なってしもて寂しいやんか。

このままではアカン！昭和の**「粋」と「人情」**が、AIのテクノロジーに負けてたまるか！さあ、みんな！昭和の「絆」と、新しい時代の「つながり」を、どうやって混ぜたらええんやろう？

さあ、このAI回覧板、どうやって使いこなしたろか？

典型的な大阪昭和の２階長屋。 

  「回覧板、止まってます！」の通知

えらいこっちゃ！昭和にAIがやってきよったもんで、回覧板もデジタル化されて、町内掲示板がピカピカ光りよるんや。

「回覧板、〇〇さんちで止まってまっせ！」ってAIが勝手に通知しよる。

すると、近所のおばちゃんが「なんやて！誰や、AIにチクってんのは！」って、目を吊り上げてこっちを見るんや。

ワシは冷や汗ダラダラで「ワシやない！AIが勝手にやったんや！」って心の中で叫ぶ。

AIのせいで、ご近所さんの気まずさまでお見通し。前みたいに「あら、回覧板まわってないわねぇ」って、ごまかすこともでけへんようになったなぁ。いやホンマ、笑えへんわ。

昭和の盆踊りにAIがおったらどないなんねん！？

盆踊りの案内が出た途端、AIが勝手に参加者の出欠を予言しとるんやて！

たとえばな、「〇〇さん→参加（去年の踊りもキレッキレやった）」「△△さん→欠席（腰痛がまだ治らんらしい）」やて。もう未来が見えとるんかと思うぐらい、ビシバシ当ててきよるんや。

そしたら、ワシの名前も勝手に**「参加」**になっとるやないか！「なんやねん、ワシが踊るってどないなってんねん！」って、

思わずツッコミ入れたら、AIがすまし顔で「去年の踊りの履歴に基づいて、参加と予測していますねん」て言うてきよった。なんや、賢そうに言うてるけど、そんなもん関係ないやん！

結局、ワシらみたいなオッサンは、AIに無理やり盆踊りに引っ張り出される運命なんか！？でも、AIのおかげで、町内会長さんの出欠確認もめっちゃ楽になるんやろな。

なんか複雑な気持ちやけど、昭和の盆踊りがAIの力で、もっと盛り上がるんやったら、まあ、それもええか！

掃除サボり履歴

昭和の町内会にAIがきよってから、ホンマ掃除サボり履歴が大騒ぎやで！ある日、掃除当番表の横に、AIがドドンと「サボり履歴：○○さん（3回）」って書きやがった。

これには○○さんも「待てや！それ、ワシが旅行中やった時のことや！」と激おこプンプン丸！でも、AIはまるで空手バカ一代の如く冷静に「正確な記録に基づいてますねん」と受け流しよった。

これでご近所の「見て見ぬふり」文化も崩壊。まるで桃太郎の鬼退治みたいに、皆が掃除をしやすくなったんやな。

昭和の常識が、AIに阻まれていく様子が面白すぎて、次の掃除が待ち遠しいで！みんな、AIに見張られてるから、サボったらあかんで～！

締めとして爺のぼやき
**昭和の町内会とAIの共存—曖昧さの価値を再考する**

もし昭和にAIがまいおりたら、我々はどのようにその存在と向き合っていたのやろか、昭和の町内会と言うたら、ええ意味での“曖昧さ”があった。

ご近所同士の交流は、ミステリーじみた温かみや誤解を含んでたわ。例えば、あの子がどこの家で遊んでいるかなんて、みんなが知らんでも気にならへん良さがあったんや。

せやけど、AIが導入されたとしたら、全てが“記録”されてしまうやんか。ほんで“曖昧”は消え、隣人の全ての行動が見える化されてしまいよる。

それは一見便利に思えるけど、果たしてそれが幸福に繋がるのやろか？昭和の人間関係において大切なのは、相手を理解しようとする部分、そして時には“見逃し力”だと私は思うんや。

人との触れ合いに必要なのは、正確な情報よりも、少しのゆとりや柔軟性。その曖昧さこそが、温かい人間関係を生み出すのとちゃうか。

AIの力があれば、便利さは増すかもしれへんけど、町内会の魅力は失われてしまうかもしれへんのや。

昭和ブームとかでレトロな物品が重宝されたりしてる、それはそれでえええんや。せやけんどこうした物をつくりだした昭和人が基本的に持つ独特の人間性、これはしっかり受け継がなあかん。

もう一回言うけんど、正確な情報は勿論たいせつや、そやけどぬくもりのある人間性をうみだしている、少しのゆとりと柔軟性、そのちょっとした曖昧さにも注目してほしいと思うんや。

2025/09/08

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